読書記録 〜ネット断ち〜

こんにちは。politan0509です。今回読んだ本は、

ネット断ち      著…齋藤孝     出版…青春出版

https://www.amazon.co.jp/ネット断ち-青春新書インテリジェンス-齋藤-孝/dp/4413045610

目次

  1. 要約
  2. 特に好きなところ

 

  1. 要約

ネットやSNSを使いすぎることは、精神をすり減らすことにつながる。罵詈雑言で埋め尽くされたYouTubeのコメント欄、表面的な会話にしかならないSNSの会話など、現在私たちがよく使うコンテンツには精神摩耗の様々な要因が隠されている。

この状態が続くと、SNSやネットにエネルギーを使いすぎてしまい、仕事などの他の重要なことにエネルギーを使えなくなる「心の漏電」が発生する。

そこで、私たちにはネットやSNSから離れ、本を読むことで過去の偉人に触れ合う「沈潜」の時間が必要だという。沈潜とは、ネットでさらっと情報を得るのとは違い、「自分の感覚と感情、知性と教養を働かせながら咀嚼し、消化して取り込み、血肉化させること。栄養素として自分の中に取り込む」

ことである。一日1時間でもこれをすることで、私たちは人間的な深さを深めることができるという。

 

2.特に好きなところ

本文から引用

学ぼうと思えば、自然科学、人文科学、社会科学、全ての分野の最先端が簡単に学べる時代です。しかも本であればそんなに(お金が)かからない。

もちろんネットは便利ですけど、そこに本という現物としてあることによって、その世界がそこにあると物理的にわかるわけです。ネットを調べれば何でもある、アクセスしさえすれば何でもあるはずだ、というのはかえってどんなことにも真剣に向き合えない、いい加減で軽い姿勢をつくってしまう危険があります。

確かに、ネットを使えば「情報」は簡単に手に入る。しかし、自分の力となる「知性」はこれでは身につかない。浅く広く情報を見るだけでなく、絞った情報=本や名著、名サイトなどに深く入り込むことも重要なのではないだろうか。